院長プロフィール

私が口腔外科を目指した理由は、お口は体の一部であり、眼科や耳鼻科、泌尿器科の先生がその専門分野だけでなく、全身の勉強をされているように、歯科も全身についてある程度の知識がなければいけないと感じたからです。口腔外科では、全身管理の必要な麻酔科、救急部でのローテーションがあり、特に佐賀大学は半年にわたり全身管理の必要とする診療科をローテーションでき、実践を通してお体の機能を学ぶことができました。その経験を生かし、歯科を口腔科としての位置づけとして考え、お口全体を見れる歯科医を目指しました。

大学病院に勤務時代、外来診療中に感じた、「大学病院を受診するという患者様の不安」、「わざわざ大学病院に来なくてもよい患者さんも多いな」、「親知らず抜歯のために一日がかりは大変だな」、「待ち時間長いな」という思いから、口腔外科クリニックとして、身近にお口の不安を少しでも解消できる医院を作りたいという気持ちがあったからです。

医科で言うところのプライマリケア「身近にあって、何でも相談に乗ってくれる総合的医療」の歯科医院版とでも言いましょうか。すべてがプライマリケアの現場だけで解決するわけではありませんが、高度医療機関との連携を図りながら、適切に歯科医療を行う。それができれば、患者様の経済的、精神的、時間的な制約を少しでも減らし、また、高度医療機関に受診の必要な患者様の負担も減ると考えています。